喫煙は歯周病の大きな要因になります。
世間では一般的に、「 喫煙は肺に悪い 」などよく耳にしますよね。
体だけでなく、お口にも大きな影響を及ぼします!!!
40歳以上の男性で習慣的に喫煙している人は、喫煙していない人にくらべて、歯の本数が20本ある割合が低いというデータがあります。(歯周病により歯を失うため)
まず、全身疾患としては癌や循環器疾患(心臓病・脳卒中)、呼吸器疾患など多くの病気の原因であります。
一方でお口への影響としては、、、
たばこの煙の入り口となるため、歯肉(や歯周組織)に直接影響を与えます。
たばこに含まれる、ニコチン、一酸化炭素などによる有害物質が、歯周組織の免疫能力に
悪影響を及ぼし、歯周病を誘発・進行させてしまうのです!
人のお口の中には、常に歯周病原因の菌がいますが、健康なひとだと免疫力が盛んなため、
歯磨き・メンテナンスだけでも、大抵は歯周病を予防することが可能です。
しかし、喫煙していると、歯周病にかかりやすい。悪化しやすい。治療しても治癒が悪い(なかなか治らない)。
歯周病だと、
・歯肉の腫れ
・ブラッシング時に血が出る
・ブラッシング時に歯肉に痛みがある
などの自覚症状があるのですが、喫煙者の場合、わかりやすい症状が現れにくいのです!
一見、歯肉の腫れや出血がみられなくても、歯周病が進んでいるケースが多いのです。
つまり、自分で歯周病の進行に気づきにくいということになります。
返って、喫煙者によく見られる所見は
▶歯肉のメラニン色素沈着(暗赤色の歯肉)
▶口臭
▶歯の面にヤニが沈着
▶歯石が沈着(強固に付着している)
・・・etc
受動喫煙者の方も注意です☹
たばこを吸わない人が、漂う不完全燃焼のたばこ煙を吸うことを受動喫煙といいます。
この煙は喫煙者の吸う煙よりも有害物質の濃度が高いです。
職場や家庭でそういうことが多い方は、肺がんや心筋梗塞になりやすいです。
妊婦さんの受動喫煙は早産や乳幼児突然死の原因にもなるから気をつけてね。
そして、喫煙は本人だけでなく、まわりの人(受動喫煙者)にも影響があります。
親の喫煙により、子どもの歯肉にメラニン色素が沈着して、
ピンクの歯肉が茶色くなってしまうことも少なくありません((+_+))
こういったことを考えると、禁煙してみようかな…。と天使の声は聞こえましたか☺??
喫煙することで・・・
・歯周病進行を阻止予防、
・口腔癌のリスク軽減
・味覚がさえる(美味しく食事できる)
など、禁煙活動をして健康的な生活をしましょう。
専門の医師に一度相談してみてはいかがですか☺
禁煙してよかったな。と思える日がきっとくるはずです(^^)

