キシリトールガムは虫歯予防にはとってもいいです。
歯磨きができない外出先で食後に食べて、虫歯予防をしている方も多いと思います。
キシリトールの効果
① 虫歯菌(ミュータンス菌)の数を減らす。
糖類をえさとするミュータンス菌はキシリトールを取り込んでも、生きていくエネルギーにすることができず死んでしまいます。
日常的にキシリトールを摂取することにより、虫歯菌の数が減っていくのです。
② 歯の再石灰化を助ける。
虫歯菌は砂糖をえさにして、酸を作り出します。
この酸によって、歯が溶けていくことを脱灰といい、その結果虫歯になります。
だ液には酸をなくそうとする治癒力があり、それを再石灰化といいます
③ だ液がたくさんでる
キシリトールの清涼感ある甘さと、ガムを噛む効果で、だ液の出る量が多くなります。
だ液は再石灰化とともに、虫歯菌を洗い流す効果(自浄作用)もあります。
☆キリシトールガムの効果的な噛み方をご紹介いたします。
1⃣噛んでだ液をたくさん出す
キシリトールの成分は噛み始めの時が一番でます。
キシリトールガムの噛み始めの唾液は、できるだけ長く口の中に残していただくととてもよいです。
かみ始めの唾液を、口の中に長く残していただくことで、虫歯菌に浸透しやすくなり虫歯予防の効果がとっても上がります。
2⃣歯磨き前に噛む
キシリトールガムにはベトベトした歯垢をサラサラにする効果があります。
歯磨きをする前にキシリトールガムを噛むことによって歯垢が落ちやすくなります。
3⃣食後30分以内に噛む
キシリトールガムは食後の30分以内に噛み始めるといいといわれます。
虫歯菌は食事のときに取り込んだ糖やたんぱく質を餌に酸を出し、歯を溶かします。
食後にキシリトールをかむと、虫歯菌は甘いキシリトールを餌と間違い取り込むのです。
キシリトールを取り込むことで、歯を溶かす酸を出すことができなくなります。
キシリトールガムを早めに噛む方が虫歯予防に効果的です。
4⃣50%以上入っているものを選ぶ
スーパーや薬局などで、キシリトール配合!と記載されているものをよく目にします。
でも、キシリトールが50%以下だと効果は低いです。
市販で発売されているもののキシリトールの量は30%〜70%くらいです。
しかし!!
歯科で販売されているのは100%のものがほとんどです。
ご購入の際はパッケージの裏面をよく見ていただいて50%以上配合のものを選んでくださいね。

