乳歯を使って育てるかむ力

おはようございます。

岸和田市下松町にあります、久米歯科クリニックの歯科衛生士です。

今年も残り少なくなりましたね。。。

さて今日のテーマは「かむ力」についてお話させていただきます。

かむ力はどうやって育まれるのでしょう・・・

 

●咀嚼力(そしゃく)はだんだん身につけるもの

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栄養の補給は成長したり健康を維持する為の基本。

生きていくために食べる事は欠かせないですよね。私たちは食べる時に

口に入れた食べ物を歯でかみくだき、まるめて唾液と混ぜてやわらかくし

飲み込む「咀嚼」を行います。

咀嚼の力は、かむ力を養いながら、しだいに身につけていくものです。

 

●かむ力は歯と脳がつながって育ちます

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下の前歯が生え、上の歯ぐきにコンコンとあたると刺激が脳に伝わります。

その刺激で、脳の中の、咀嚼をコントロールする役割の 「咀嚼中枢」 は少しずつ

成熟します。乳歯が育って歯と歯茎が当たったり、奥歯の第一乳臼歯が生えたりして、

あごの前後の位置や高さを感じると、咀嚼のスタートです。

咀嚼中枢が成熟していると、食べ物が口に入った時に、

脳は歯やあごの神経に「かめ」と命令をおくります。

かむと咀嚼に必要な筋肉をコントロールする機能が発達します。

乳歯も咀嚼中枢も成長につれて育ちますが、それぞれ別々に発達します。

咀嚼の力は、歯が使われたり、歯の受けた刺激が脳に伝わることで、

歯と脳がつながって育つのです。

●おっぱいの飲み方もかむ力に影響

かむ筋肉は乳歯を使うことで発達します。

正しくかむ力をつけるには、乳歯をまんべんなく使いきちんとかむ事です。

痛い歯があったり欠けると、かみ合わせがずれて上手くかめません。

虫歯は早めに治療し、左右の歯でバランスよくかめるように気を配ります。

かむ力の発達には、おっぱいの飲み方も影響します。

おっぱいを飲むときにも、かむ筋肉が使われるのです。

哺乳瓶の乳首は、ボタボタとミルクがたれるほど穴の大きなものや古くなったものは避け、

母乳に近い感覚で飲めるものを選んだほうがよさそうですね。

●食事はゆっくり時間をかけてかむ力を育もう

かむ力をつけるには、食事は最初はやわらかいものから始め、

かむ練習をしながら成長にあわせ、徐々にかたいものへと変化させます。

かたいものを早くに与えると、かまずに口から出したりまる飲みする癖がつきます。

また心がけたいのはゆっくり食べる事。

どうしても急がせてしまうなんてことありますよね・・・

 

乳歯の頃の子供の口の中の大きさは大人の約半分。

食べ物をつぶす能力は大人の3分の1程度。

食事は量は少なめ、時間は長め、子供のペースでゆっくりが、かむ力をつけるポイントです。

 

朝の忙しい時間、早く食べてほしいと急がせてしまうことも多いかもしれません。

その分早寝早起きで食事がゆっくりできるといいですね。

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