●学校の歯科検診などで、C₁、C₂、C₃という言葉を聞いたことありせんか?
これは、どういった意味なのでしょうか。
虫歯は、進行状況によって、C0~C₄の5段階にわけられます。
それぞれにいろいろな特徴がございます!!
少しご説明させていただきますね。
【C0とは】
初期虫歯です。
歯にはまだ、穴はあいていません。
※再石灰化とは・・・・・唾液にふくまれる「カルシウムやミネラル」により、歯を修復する反応のこと。
ここで予防をしっかおこなわないとC1に進行してしまいます。
医師による治療はございません。
【C₁とは】
歯の表面のエナメル質にだけ穴があいたもの。
このとき、痛みはありません。
痛みがないため、自覚症状もございません。
そのため、知らない間に大きな虫歯になってしまう恐れがあります。
(治療):放置すると進行してしまうので、削って詰める治療が必要になります。
削る部分は、最小限!!
今は虫歯を削ったところにCR(コンポジットレジン)と呼ばれる白い詰め物をつめます。
昔は銀の詰め物をすることが多かったのですが、今は、見た目も白く保険も適用されるCRの治療が多くなりました。
【C₂とは】
エナメル質の下にある象牙質にまで、達した虫歯。
まだ、神経までは達していないので、強い痛みはないが、冷たいもの、甘いものがしみ始めます。
風もしみてきます。
(治療):虫歯はエナメル質と象牙質との境にそって、横に広がることが多いです。
広い範囲を削らなければならないことがあります。
【C₃とは】
虫歯が神経に達し、歯髄炎をおこした状態です
熱いものもしみてきて、激痛を伴うことが多くなります。
【C₄とは】
神経が死んでしまった状態です。
痛みは、軽減しますが、歯の根っこだけが残った末期症状です。
虫歯菌が、血管を通り、心臓病や腎臓病を引き起こすこともあります。
全く関係なさそうな口の中の虫歯菌が心臓病などの病気を引き起こすなんて、驚きですね。
それだけ、怖いものなのですね。
このように、虫歯の進行によってC0~C4まで、段階があります。
虫歯は気づかないうちに、進行しているため、痛くなってからは手遅れです。
ぜひ定期的に、歯科検診をうけていただき、初期の段階で虫歯をみつけていただくことをお勧めいたします♪

