子供が歯みがきをいやがるのですが・・・

前回は 母親に起因する場合についてお話しました。
今回は 子供の立場から考えてみましょう。

子供が歯をみがかれることにあまり慣れていないという事
子供は奥歯より前歯の方が歯ブラシで触れられる事を嫌がります。
それは口腔では 特に前歯に近いほうが大変過敏なため起こるのです。
ところが歯みがきを続けていくと、子供は段々と慣れていき 一般的には3歳頃には嫌がらなくなってきます。

慣れるという事で、少し呼吸についてお話します。
今、お母さんが歯科医や歯科衛生士に 健診や歯みがきを受けるとします。
きっとお母さんは歯科医がミラーや歯ブラシを持ってくる動作に合わせて 大きめの息を吸って
息を止めながら大きく口を開けます。
そして息を止めながら施術を受けます。
苦しくなると鼻で呼吸します。
つまり 相手の動きに合わせて呼吸をしているのです
一般的に 「息が合う友人」なんて言葉をききます。
これも 相手に合わす呼吸の様子を意味しているのかもしれませんね。

それでは歯みがきをされる子供はどんなでしょうか?
子供からすると 歯ブラシが突然口に迫ってきます。
しかし 大きく息を吸ったり、呼吸を止めるタイミングが難しいのです
それでも 一方的に口の中に歯ブラシがはいってくるのです。
おそらく お母さんの動きに合わせる呼吸のコツをつかむまで相当苦しいものだと思われます。
子供は みがいてもらっている間、ずっと息を止めなければならないからです。
歯ブラシを口に入れるタイミングの呼吸も大切ですが、口から抜くタイミングも同じように大切だと言  えます。

子供がこれからどんなことをされるのかわからないので怖がるということ
これも歯みがきの意味があまりわからなくても、歯ブラシそのものの存在を知って
お母さんと息があって、お母さんの技術、つまり痛くない歯みがきができるようになると
歯みがきが怖いものでないことがわかってきます。
そして少しずつ子供は歯みがきを受けることが上手になってきます。

まずはお母さんが歯みがき上手になることが大切です。
そうすることで子供の信頼関係を回復することが出来ます。
もし よかったら ご夫婦で歯みがき練習をし合うこともおもしろいでしょう。

歯科医院では、プロがブラッシングをするのであまり参考になりませんが
他人の歯を磨くことにおいての初心者に磨かれることは、非常に大切な気付きを得られます。
どんな時に痛いのか?苦しいのか? などの体験をすると きっとお母さんも上手になると思います。
頑張ってください。