子供が歯みがきをいやがるんですが・・・

よく 1歳半や2歳半の歯科検診の現場で
「歯みがきをいやがって、口を閉じたり 暴れたりして磨かせてくれないんですがどうしたらいいですか?」と
よく相談を受けます。

子供が歯みがきをいやがる原因はいろいろですが、大きく分けると
母親に起因する要因と、子供に起因する要因があると言われています。
今日は母親に起因する要因について考えてみたいと思います。

母親に起因するもの
①母親が 上手に子供の歯をみがけないという テクニックの問題です。
母親が上手でないため、子供が痛がったりすることがよくあります。
例えば毛先が 舌やほっぺの粘膜をひっかけて痛みがでる時があります。
また 歯ブラシのヘッドの硬い部分が歯ぐきにあたって痛みが出ていやがります。
そのことに気がつかずに押さえつけてみがくと、子供には苦痛以外のなにものでもないので
歯みがきをいやがります。
この原因は 母親が慣れていないので、十分口の中を見ていないからです。
まずよく見える姿勢をとることが重要です。
寝かせみがきは、口の中を直視出来るのでおすすめです

大切なことは歯ブラシの毛先が今、子供のどの部分にあたっているかを母親が見えているかどうかなのです。
また特に注意するべき場所は、上唇小帯といって上の前歯のまん中の歯ぐきについている帯のような筋があり、
この部分は歯ブラシでよくひっかかり大変痛いのです。
ですからこの部分は 片方の指先でカバーして歯をみがいてあげてください。
これを怠ると確実に歯みがきをいやがります。
子供は上手く表現できず 泣き叫ぶということで気持ちを伝えます。

他に、歯ブラシが大きすぎると えづいたり、歯肉を痛めたりしますので、
出来るだけ小さめの歯ブラシを使用することです。

母親がみがかなくっちゃと必死になると、子供から見た母親の顔はこわばって怖いものです
このとき決まって心の余裕がなくなっていて、子供に敏感に伝わります。
これからどんな怖いことが起きるのだろうと思っていやがります。
そしてますますお母さんの顔は怖くなり、叱ります。
この悪循環が怖いのです。

まずお母さんがリラックスすることが大切です。
それには歯みがきの時に 歌を歌ったり言葉がけをしながらみがくとそれだけでお母さんの顔が和ら ぎます
その顔を見て子供は安心するのです。

最後に
このようにしても一朝一夕で歯ブラシが上手になるわけではありません。
何ヶ月か掛かります。
大切なことは、歯みがきを楽しい雰囲気で行い、
母子ともに情緒が安定するように行うことです