あなたの歯ぎしりはどのタイプ?その原因と予防法

寝ている間、無意識に歯をガリガリとすり合わせる「歯ぎしり」。一緒に寝ている人から歯ぎしりを指摘されたことはありませんか? 歯ぎしりは「クセだから」、とか「大したことがない」と放っておく人が多いようですが、そのままにしておくと口の中のトラブルだけにとどまらず、顎関節症 や肩こり、頭痛など様々な症状を引き起こします。また、大人だけではなく、成長期である子どもにも多く見られますので注意が必要です。

 

歯ぎしりをしやすい人はこんな人

・負けず嫌い

・競争心が強く頑張り屋

・ストレスをため込みやすい人に対して攻撃的多忙で時間に追われている

・目的意識が強く、目標に精力的に取り組む

 

 

あなたの歯ぎしりはどのタイプ?

 

1. 上下の歯をすり合わせる(グラインディング)

一般的にイメージされる歯ぎしりで、睡眠中に歯を左右こすり合わせて「キリキリ」という音を鳴らします。 歯の磨耗を起こしやすいのが特徴で、歯ぎしりをしている年月が長いほど、歯のかみあわせの面がすり減ったり、歯のつけ根が削れる、歯がしみる知覚過敏になりやすいといわれています。

 

2. 上下の歯を強く噛み締める(クレンチング)

上下の歯に力を入れてぎゅっと強く噛みしめた状態で睡眠しています。このタイプも歯ぎしりの中ではよく見かけるものです。顎に大きな力が入っていますが、音はほとんど立てないので、周囲の人には気付かれにくく、本人も自覚がないことが多いようです。 目覚めた時、口の周囲にこわばりがあったり、歯の痛みや歯が欠けたり、割れてしまう場合もあるようです。

 

3. 小刻みに歯を鳴らす(タッピング)

上下の歯をぶつけ合うタイプの歯ぎしりです。「カチカチ」「カンカン」という音を立てるのがクセになっているタイプ。 「グラインディング」や「クレンチング」と比べると発生率は低いといわれています。

 

 

歯ぎしりのセルフチェックをしてみよう!

  • 歯ぎしりは就寝時に無意識にしてしまうものなので、自覚するのはむずかしいですが、歯の状態を見たり、体調を確認することで、自分が歯ぎしりをしていうるかどうかをチェックすることができます。 下記の項目に思い当たることがあれば、歯ぎしりをしている可能性は高いでしょう。
  • 上記3タイプの歯ぎしりを単独で発生させるケースと、複合的に起こる場合も多いようです。 いずれにしても、歯ぎしりは歯や体の健康にとってよいものではありません。まずは原因を知り、予防・対策を心がけましょう。

 

  1. 歯にひびがあったり、欠けたことはありますか?
  2. 上下の歯が噛みあうところに、すり減りがありますか?
  3. 口を普通に閉じた状態で、口の中で上下の歯がくっついていますか?
  4. 集中しているとき(車の運転、パソコンで作業をしている時、趣味に没頭しているなど)に無意識に噛みしめていますか?
  5. 歯と歯ぐきの境い目が削れていますか?
  6. 朝起きた時に口の周囲がこわばっていたり、顎が疲れていますか?
  7. 頬の内側や舌にかんだ痕がありますか?
  8. 肩こりや、頭痛が多いですか?

 

いかがですか? 思い当たることはないでしょうか。 ストレス社会で暮らす現代人が、多少なりとも歯ぎしりを行っていても不思議ではありません。その中で性格や環境が歯ぎしりに大きく影響しているといわれています。

 

できることから始めよう歯ぎしりの予防法

歯ぎしりが起こるメカニズムはまだ不明な点が多いため、完全な予防法がないのが現状です。まずは対症療法を組み合わせて、できることから始めてみましょう。

  1. 就寝前の1時間はリラックスタイムにして、自分の好きなことを楽しむ。
  2. 顎や頬の筋肉をよく揉みほぐすようにマッサージをして、筋肉をリラックスさせる。
  3. 枕を低くして、枕の上に首の付け根までのせ、上を向いた姿勢で寝るようにする。
  4. 布団に入ったら「明日はきっと楽しい1日になる」と自己暗示をかけてみる。
  5. 昼間、歯と歯を噛みしめていると気が付いた時は、深呼吸をするようにする。
  6. 日常生活でなるべく笑うように心がける。そうすることで歯と歯の接触が少なくなる。
  7. 歯ぎしりの治療を行っている歯科医院で、正確に合わせたマウスピースを作ってもらう。

 

 

子どもの歯ぎしり

歯ぎしりは子どもでも多くみられます。詳しい原因はわかっていませんが、多くは成長過程によるものと考えられています。

[ 乳幼児から幼児 ]

乳児に歯ぎしりがあることはあまり知られていませんが、乳歯が生え始める6カ月くらいから歯ぎしりが始まるといわれています。それは生えたての歯で、顎の位置を決めようとしたり、これから生えてくる歯のスペースを確保するためと考えられているので心配する必要はないようです。

[ 幼児から学童児 ]

幼児の歯ぎしりは、親元から離れて集団生活となる保育園や幼稚園への入園時に起りやすいといわれ、環境の変化にも影響しているようです。乳歯から永久歯に生えかわる小学生になると、乳歯が抜けることでバランスやかみ合わせが悪くなり、歯ぎしりの原因になることもあります。

このように、子どもの歯ぎしりは身近に起こりやすいですが、成長とともに自然に改善するケースがほとんどです。ただし、歯ぎしりが原因で歯のすり減りが気になったり、歯や顎に痛みを訴えるようであれば、歯科医院で診察を受けるようにしましょう。