固いものを食べると顎は大きくなるの?

縄文時代から弥生時代へ、つまり肉食から草食へ変化したことで 顎の骨は小さくなったと言われています。
正確に言うと、柔らかい食べ物を食べると歯が舌の方(内側)に傾斜することで
歯が並ぶ骨の長さが短くなるのです。
時間をかけて作り上げられたものなので、急に今から固いものを食べてもすぐに大きくはならないのです。
また日本人は、最近とくに柔らかいもの(たとえばお肉よりハンバーグなど)を食べるため
咬む回数が極端に少なくなっているそうです。そのため、歯並びの悪い子供さんが増加しています。

固いものを食べるためには、しっかり噛んで、噛み砕かなくてはなりません。そして噛むほどに唾液が
たくさん分泌されるのです。そのことで消化吸収が良くなります
また、顎の骨や、それを支える顎の関節の発育のため 固いものを食べると口の周りの筋肉がきたえられるのです

3才位になると乳歯がはえそろい、大人と同じ噛み方ができるようになります。
でも、固い肉やご飯は、少し噛んだだけで吐き出したりします。

噛むということは経験によって上手くなります。
初めての食品や、噛み砕きにくい食品は、むずかしいからと簡単にあきらめずに
根気良く噛んで、飲み込めるようになるのが非常に大切です。
途中であきらめると 固いものをいやがったり、最後まで噛まずに吐き出したりします。

では、固いものを食べるようになるためには どんなことに気をつければいいのでしょうか。
それには次のような工夫が必要となってきます。

①調理方法
いろいろ形に変化をつけたり、
噛みやすくするため切れ目を入れると結構食べやすくなります。
②ほめる!
じょうずに噛んで飲み込めたら頑張ってやり遂げた時と同じように、
大げさに褒めてあげると 次も頑張ろうと思ってくれます。
③家族と同じものを食べる
やはり同じものを食べることで 学習効果が上がり
モチベーションUPになります。

最後になりますが、現代は非常に子育て(特に食育)がむずかしい時代のように感じます。
飽食の時代で、今の子供は昔のように腹をすかせていません。
そしておやつがあふれているのです。
いつもおやつを口にすることが多いので、本当の空腹を知らずに三度の食事をむかえます。
特に、夕食で すこししか空腹でないのに 食べなければならないとしたら…..。
当然 ゆっくりそしてあまり噛もうとしません。
でも 早くお風呂に入れたり、寝させたいので、親は「早く食べなさい」と言って
お茶などと一緒に飲み込ます…こんな感じでしょうか。

子供の空腹を親が意図的に作り出さなければいけない時代
すごい時代になりましたね。