口の乾き(ドライマウス)には口腔粘膜マッサージが有効!

こんにちは!岸和田市下松町にある歯医者 久米歯科クリニックです。

今日は、以前紹介した「ドライマウス」の対処方法についてお話致します。
ドライマウスは治療が困難な病気です。
どうしても私たちは薬に頼りがちになりますが、
唾液腺の障害によって起きるドライマウスに対しては、
根本的な治療法はまだ見つかっていません。

今回は、大学病院の「ドライマウス外来」で行われている
簡単でなおかつ有効なマッサージ法
について説明致します。

 

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唾液腺を直接刺激するために、唾液腺や口腔粘膜を手のひらと指をつかってマッサージし続けると、
唾液が出はじめる効果があります。

 

1.舌の表面(舌背)と上顎の内側(口蓋部)のマッサージ方法

・まず、うがいをして口の中を湿らせます。
・保湿ジェル(オーラルバランス・コンクールマウスジェルなど)を
指先に1~2cmとり、10秒を1~3回、舌の表面(舌背)をゆっくりとマッサージします。
舌の奥の方も小さな唾液腺があるので、刺激しながらマッサージをします
(えづく場合は出来る範囲で)。
・上顎の内側(口蓋部)にも口蓋腺という唾液腺があるので、
10秒を2~3回ゆっくりマッサージします。
・舌の下(舌下部)のブヨブヨした場所にも舌下腺の開口部があるので、
ここもゆっくりていねいにマッサージを行います。

ドライマウスになると舌と上顎の内側がピタッとひっついたいやな感じがありますが、
このマッサージで軽減される人も多いです。

 

2.ほっぺマッサージ

頬の内側には大小の様々な唾液腺が開口しています。
指を頬の内側に当てて外に押し出し、外から手のひらで押さえてマッサージをします。
特に左右の上の奥歯に当たる頬粘膜に耳下腺という唾液腺が開口しているので、
20秒を5回ぐらいマッサージで刺激します。

 

3.上下の口唇マッサージ

まず上唇を内側から30秒×2回、ゆっくりマッサージを行います。
次に下唇も同様に、内側から30秒×2回ゆっくりマッサージを行います。

 

 

最近「美顔マッサージ」がよく取り上げられます。
口腔粘膜を刺激することで唾液分泌を促進させ、若くて健康な表情をつくる
「美口マッサージ」が大変有効ですね。
大学病院では重度のドライマウスの人が改善されているケースが数多くあるそうです。

 

最後に、ドライマウスで使用されるその他の保湿剤についてご紹介致します。

保湿リンス
・マウスウォッシュ(T&K)
・コンクールマウスウォッシュ(ウエルテック)

保湿スプレー
・オーラルウェットスプレー(ヨシダ)
・ウェットケア(キッセイ薬品)

 

これらでお口を潤したら、しっかりマッサージ。
唾液腺を刺激することが、何より重要と言えます。