歯茎が赤い?!腫れている!歯肉炎とは?

今回は、歯肉炎、特に思春期の女性のケースをお伝えしていきたいと思います。

 

ポイント

 

 

歯肉炎、思春期の女性を取り巻く環境と口腔内

 

思春期は、第二次性徴期を迎え、身体的に顕著に変化し、精神的にも不安定な時期を迎えます。

それに、生活面、環境面でも学校の部活動や通塾などでストレスがかかりやすい時期でもあります。

受験期には夜遅くに飲食する習慣がついたり、外見を気にして極端なダイエットをするひとも少なくありません。食事内容や時間も不規則になりがちです。

一方この時期の口腔内は、乳歯の交換もほぼ終わり、永久歯列の完成が近づいています。

ホームケアでのブラッシングも本人に任せられ、大きなトラブルがないと、歯科への受診が途切れがちになり歯肉炎になるのもこのころです

 

特に女性は性ホルモンの影響を受け、男性よりも歯肉にトラブルが生じることが多く思春期性歯肉炎)、歯垢がそれほど付いていなくても、歯肉に炎症が見られることもあります。

 

しかし、性ホルモンや精神的なストレスといった全身性の原因のみで口腔内にトラブルが発生することはなく、局所的な原因の歯垢が歯肉炎の最も重要な原因となります。

 

思春期の女性は外見にも気を使い、きれい好きです。そのため歯医者での歯垢染め出しを行ってもらい、汚れの存在を視覚に訴えることで、ブラッシングの重要性を理解して頂きやすくなります。

 

歯肉炎で歯垢以外の着目点としては、

 

  1. 歯石
    歯石は、歯垢同様に歯肉に炎症を及ぼします。
  2. 歯列不正
    この時期の女性は矯正治療を行うことも多いです。
  3. 口腔習癖
    咬合不正の為、口が閉じにくい、口呼吸になる
  4. ブラキシズム
    歯を食いしばったり、カチカチと歯ぎしりによる歯の擦り減りが起きます
  5. 生活習慣
    飲食状況、う蝕リスクの高い飲食物、就寝前の飲食などを行っていないか

    実際に、思春期性歯肉炎であっても、口呼吸を改善することで経過が良好になるケースもございます。思春期に、歯肉が赤い!腫れてる!?と気になって不安になった場合、

    保護者の方、歯科衛生士とのサポートのもと、患者さんの生活背景や精神面を汲み取り、否定するのではなく、改善点を1つでも見つける姿勢で関わりの中で、自己管理の習慣を身に着けて頂きたいと思います。まずは、歯科の定期健診の受診をして頂き、歯科衛生士の指導を受けてみて下さい。