従来は、「痛くなってから歯医者に行き、歯を大きく削り、詰める」治療が主流でした。
しかし、久米歯科では「歯をできるだけ削らず、最小限の治療にとどめて健康な歯を守ること」「虫歯にならないように予防を重視すること」を大切にしています。
そのために、歯科衛生士がみなさまのお口の健康をサポートしてまいります。
虫歯ができる仕組み
虫歯は、脱灰→再石灰化がくずれ脱灰が長時間続くことでなります。
脱灰・再石灰化を左右するものは細菌、唾液、歯の質、食事です。
●再石灰化
唾液に入っているイオンでPHが戻り、歯を守ります。
●脱灰
食物に入っている炭水化物が細菌により分解され酸がつくられ、口のPHが酸性になり歯を溶かします。
虫歯を作らないためには・・・
感受性を改善し細菌の力を低下させることによって再石灰化を回復することが虫歯予防の基本になります。
虫歯の予防
●ダラダラ食いを避け、間食の時間を短くしましょう。
●白砂糖が含まれる食品(菓子パン、お菓子)の摂取を控えましょう。
●フッ素を上手に使用しましょう。
●寝ている間の口の中は唾液量が少なく虫歯菌が繁殖しやすくなるので、寝る前と起床時の歯磨きをしっかりと行いましょう。
●定期健診でプロによるお口のクリーニングを受けましょう。
虫歯菌の母子感染を防ぐために
お母さんの虫歯菌が子どもに感染する母子感染が問題になっているのはご存知でしょうか?
お子様の虫歯予防にはまずお母さんのお口の健康が大切です。
是非、お母さんのお口の健康状態について調べ、親子で虫歯のない健康な口腔を守り育てましょう。
1)まずはお母さん、お父さんの虫歯治療、定期健診を行い、健康なお口を守りましょう。
2)市販のお菓子(砂糖が入ったもの)は始めからあげないことが肝心です。
おやつはおにぎり、フルーツなど砂糖が含まれていないものにしましょう。
3)虫歯・歯周病がある大人の使ったスプーン・お箸でごはんをあげたり、口移しをすることは避けましょう。
(健康なお口の大人がスプーンの共有をすることは、そこまで問題ではありません。)